冷たい雨の中　人目を避けるように　ただ逃げた
	運命だなんて　信じない
	そう思うのに　頭の片隅で
	決まりきったことだったから　仕方がないと
	運命のせいにする　自分がいる
	答えは闇の中に？
	風に遮られて　君の顔が分からないよ
	声をだして　僕の名前を呼んで
	全ては偽りの夢だけど

	出会ってはいけなかった
	そう思っても　離れられない
	君の傍は　心地が良すぎるから

	遠くまで　奥深くまで
	ナイフと白地図を左手に　君の手を右手にとって
	見つかるはずのない夢を　探しにいこう


	寒さなんて　分からないと思っていたのに
	一緒にいると　不思議だね
	寒いって実感できるよ
	頬にあてられた　掌があたたかいから
	ここに居てもいいのだと　錯覚してしまう
	答えは光の中に？
	君が隠そうとするのなら　知らないふりをしよう
	だから　忘れないで　僕を呼んで
	雪で視界が白くなる前に

	出会ってはいけなかった
	何もかも違いがありすぎる
	君の笑顔は　真実を隠す
	
	遠くまで　迷うくらいに
	赤く染まった過去の残像をかき消して
	いつかの別離の日まで　答えを　求め続けよう

	出会わなければ　苦しむこともなかったけれど
	その手を　とったことを　後悔はしていない

	君が君でいるために
	この世界を　変えてみせるよ
	いつかの別離の日まで　失わないために